技能検定とは「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として職業能力開発促進法に基づき実施されています。
技能検定に合格された方には1級の場合は厚生労働大臣(2級、3級は大阪府知事から)から合格証書が交付され、「技能士」と証することができます。
検定試験にあたり前日に事前講習会が行われ、検定受験者は全員参加し講師から実技試験のポイント等の説明を熱心に聞き、また質問しながら熱心にメモを取っていました。
今回は1級の実技試験が、ケイ酸質系塗布防水材が4名、ポリマーセメント系塗膜防水材が15名、合計19名が受験しました。
試験内容は、第一工程の止水から始まり、ハツリ作業→急結セメントによる止水作業→仕上げ作業、第二工程のポリマーセメント系塗膜防水材の塗布になりますが、今回の受験者は止水に慣れていない建築防水の方が多く少し手間取っている方も見受けられました。
第二工程は、さすがに普段施工している慣れた材料なので問題なく作業出来ていたと思われました。
MLBのイチロー選手は難しいコースの球でも流れる様に簡単にヒットを打ってしまいます。
今回受験された方の中にも、難しい工程を簡単そうに、また流れるように作業する方がいました。“さすがプロ”と感じます。
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