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今月の注目防水工法

ケイ酸質系塗布防水材(浸透性防水材)を、屋上防水に使うべきではない理由

ケイ酸質系塗布防水材(浸透性防水材)を、屋上防水に使うべきではない理由

施工店様からの問合せで、図面指定でケイ酸質系塗布防水材とあるけれども、屋上防水に使えるのか?と時々問い合わせがあります。解答としては屋上防水にはそぐわないものなので、使用しない方が賢明ですとお応えしますが、なぜ使わない方が良いのか?一般的な塗膜防水とどうちがうのかをご説明致します。

大日化成では様々な防水材(防水工法)を開発し製造販売させて頂いておりますが、大きく分けて2種類ございます。

  1. 屋外屋内用防水材
  2. 水槽類地下用防水材

 

1つ目の屋外屋内用とは字のごとく、建物の内部や屋根・壁などの建築外部を主な用途とするもので、過去には建築用防水材と呼ばれておりました。

 

そしてもう一つの、水槽類地下用ですがこちらも字のごとく、貯水槽をはじめとする各種水槽やピットなどの用途のものになります。どちらの材料もポリマーセメント系塗膜防水材で、混錬した材料を塗布することにより防水塗膜を形成し防水効果を発揮します。

 

水槽類地下用の中でも少し系統の違う防水工法としましてケイ酸質系塗布防水材(浸透性塗布防水ともいわれます)GA-1工法がございます。

 

これはコンクリートの表面に塗布することにより、特殊活性剤(ケイ酸質)が水を媒介してコンクリート内部に浸透、水の通路となる毛細管空隙を結晶体となって閉塞し、コンクリート自体を緻密化することで、防水効果を発揮します。

 

ケイ酸質系塗布防水を採用する際の注意点 GA-1工法」こちらの記事でもう少し詳しく説明しておりますので、まだお読みでない方は併せてお読み頂ければ幸いです。

 

 

建築用途として使えないのか?という問合せ

 

最近建築系の防水施工業者と思われる方より、施工図面に屋上等の防水改修仕様として「浸透性防水材」と指示されているので、GA-1工法を使用したいのですが仕様について教えてください。というようなお問い合わせがたまにございます。

 

施工業者様としては図面で指示されていると使わざるを得ないかもしれませんが、こういう問合せには「用途が違いますので、GA-1工法の使用は避けた方が賢明である。」と、ご案内させて頂いております。



陸屋根などの屋上防水には、アスファルト防水・シート防水・塗膜防水などが使用されますが、これには理由があります。そもそもケイ酸質系塗布防水材とは先述の通り、コンクリート表面に塗布することで緻密化させて水の侵入を防ぐものです。

上絵の断面図ですが、デフォルメして大きく書いておりますが実際に浸透性防水材が含浸するのは概ね表面から2mm〜3mm程度です。この数mm以下の表層部に含浸し、結晶体コンクリート中の毛細管空隙の充填を行うものです。

 

理論上とても優れた防水材とも言えますが、なぜ使用用途に向き不向きがあるのでしょうか。

 

塗布後のクラックには対応しきれない性質

 

コンクリートに含侵し、表層を緻密にすることで防水効果を発揮するケイ酸質系塗布防水。水が浸入する毛細管空隙を閉塞してしまいますので、コンクリート自体の防水効果を高められる優れた材料です。

 

しかしながら、施工後にクラックがおきてしまったらどうなるでしょうか。

 

微細であるにしても隙間が生じることになり、そこから浸水する危惧が有ります。材料によっては含浸している未反応成分が浸入した水を媒介に溶出したセメント成分と反応して結晶体を生成し、再度防水効果を発揮する。と謳っている製品もありますが、微細なひび割れにしか対応出来ません。目で見てわかる様なひび割れには追従しきれません。

 

地下ピット等の水槽類では通常防水施工面に直射日光が当たることはまずありませんから紫外線による劣化や直射日光の影響、寒暖差によるコンクリートの膨張収縮による影響が地上部に比べて少なくなります。風の影響や歩行もありません。そういったひび割れ発生のリスクが少ない箇所に施工することが望まれます。

 

その為、弊社GA-1工法は水槽類地下用としております。

 

 

屋上に施工するとどうなるのか?

 

水槽とは違い建築の屋上は全く環境が違います。一番の過酷な点は太陽光です。紫外線や直射日光の熱によるものです。季節や昼夜の寒暖差もかなり影響が想定されます。また屋上ですので建物の微細な揺れも影響を受ける原因です。

 

揺れと言えば地震を想像しますが、そう毎日有感地震はありません。周辺環境からの影響が大きいのです。例えば車の通行で特に幹線道路のように大型車が頻繁に往き来するところ。高層住宅や高層ビルの最上階に居るとふわふわと揺れを感じる事がありますが、建物を揺れから守るために微細に揺れさせているものです。最近主流の免震構造でもまったく揺れないわけではありません。

 

これらの影響が無ければ施工当初はもちろん、かなりの年月防水機能を担保することでしょう。


しかし建築物の外側は影響をもろに受けますし、これらの影響を想定して設計(施工)するべきであると考えます。

 

運を天に任せるような防水はするべきではないと考えます。

 

屋上面の防水は太陽光に対する耐候性や揺れ等の建物の動きに追従することが必須と考えますが、壁面であっても同じ事が言えます。

 

 

塗膜防水ではどうなるのか

 

ビッグサンの屋外屋内用各工法では塗り重ねる防水材料に弾性があり多少の揺れによる影響を緩衝します。

 

中でも通気緩衝工法であるビッグサンRX工法は、動きの大きい部位に対しても適用できるようになりました。

 

RX工法のJASS 8疲労試験についてはこちらをご覧下さい。⇒ 試験結果ページ

 

また、基準の厳しいUR都市機構保全工事共通仕様書にも採用されるなどの実績がございます。

 

このように適材適所でそれぞれの施工箇所に合った工法がございます。幾ら追従性が良く紫外線や太陽光の影響を緩和する工法であっても、水槽内面へ使用することはありません。

 

逆に貯水槽のような環境や、地下のピットなどに有効な工法を、建築の屋上に施工する事も避けるべきです。

 

図面に一度記載され、承認を得た工法を覆すことは困難かもしれません。しかし安価であるからという理由だけで採用してしまうと、後々大変な事になります。

 

適切な防水材を選定することは難しいかもしれませんが、そういった場合に少しでも参考になればと、適した防水工法を現場の状況から幾つかの質問に答えることで選定できる「BIGSUN防水改修工法チャート」も当社ホームページ内にご用意しておりますので、ご活用頂ければ幸いです。

 

 

ビッグサン防水改修工法チャートについてはこちらをご覧下さい

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

https://www.dainichikasei.co.jp/product/bigsun_repair/chart.html

 

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