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今月の注目防水工法

アスファルト防水改修事例

アスファルト防水改修事例ポイント

アスファルト防水は太古の昔から天然アスファルトで防水を行っていたことから、いち早く防水材として採用され長年の実績があります。しかし長年の実績=完全なものという事ではありません。何十年もの間メンテナンスも行われず漏水してしまった現場をどのように改修をおこなったのかを解説いたします。

アスファルトは太古の昔にさかのぼること、メソポタミア文明の頃に船の防水に利用されていたとされています。ノアの方舟もアスファルトで塗り固められていたと記されているそうです。現在のアスファルトは原油から化学的に生成されたものですが、当時はまさかその様なものは有るわけもなく、天然のアスファルトが利用されていたものです。

 

 

アスファルト防水は100年を超える歴史がある

 

近代になり化学の発達で石油精製が可能となり、ますます目的に応じたアスファルトが製造され防水材としても利用されてきています。このような背景からも「防水といえばアスファルト」という図式が出来上がってきました。

 

日本で最初の防水工事として記録に残っているのは大阪ガス本社ビルといわれています。これは明治38年竣工ですので、100年以上前のことで、それ以降昭和30年代塩化ビニールシート防水やウレタン防水が登場するまで、防水材はアスファルト一色でした。

 

他工法が出たとはいえ数十年の実績があるアスファルト防水が実績のあるものとして利用され続けています。

 

アスファルトは万能ではない

 

アスファルトがひび割れしている歴史が長く信頼の於けるといっても未来永劫その機能が全うすることとは別です。アスファルトにも寿命があり、防水材として機能を全うする期間があります。

 

アスファルトといえば路面が身近なものですが、 普段気にしてみることも少ないとは思いますが、意外とひび割れしている箇所があります。

 

道路ですので過酷な条件といえばそうなりますが、新しいうちはひび割れることは皆無です。これらはアスファルトの寿命から来ているものです。

 

同じことが防水材でもいえるのです。

 

施工後は意外と放置されている事が多いアスファルト防水

 

寿命が有ると言っても条件が良ければゆうに10年以上、なかには15年手放しでも傷むことなく防水機能を維持している事も多々あります。しかしこれが仇になることもあるのです。

 

アスファルト防水には寿命がある事は周知しているものの、ゆうに10年を超えるので(超えると思い込んでいる)メンテナンスや防水改修工事という概念がかなり薄れていることが多いのです。

 

期間や程度は様々では有りますが、どんな防水工法でもメンテナンスは必要です。メンテナンスというと大がかりなものを想定するかもしれませんが、「チェックを行う」ということもメンテナンスの一つです。これはあらゆる防水工法にもいえることです。

 

屋上に植物が繁茂している排水が詰まっていて雨水が排水されない。コケや雑草が繁茂してしまっていることもあります。

 

植物が繁茂してしまうとその根が防水層を突き破り穴が開いてしまうこともあります。

 

 

 

 

アスファルト防水が長期間放置されていた例

 

一度劣化してしまうと芋づる式にあちこちでアスファルト防水の崩壊が始まってしまいます。下記写真は某食品会社工場の屋上ですが、30年近く放置されており傷み放題だった例です。

 

アスファルト防水が傷んでいる例1

立上り部がめくれています

 

アスファルト防水が傷んでいる例2
浮いた箇所が割れてしまい破損している        ひび割れもおこっています

 

アスファルト防水が傷んでいる例3ウキやワレ箇所へ突風が吹き、アスファルト防水がめくれ上がっています。

 

 

 

 

 

 

 

このような状態では防水が機能せず、階下へ漏水が起こっています。ここまで酷くなると部分補修ではどうにもならず、全面改修となってしまいます。

 

アスファルト防水改修の最善策


 

上記の例では、かなりの箇所にワレやヒビが入っており一部では防水がめくれ上がってしまっているため、全面改修となりますが、漏水が始まっているため躯体コンクリートに水分が存在していることになります。

 

これまで一般的な防水改修では既存防水と同じ防水でカバーする工法が多々採用されてきました。しかしこの例では躯体コンクリートに水分がある為、アスファルト防水(砂付きルーフィング)を施工した場合、後々水分が上がってくることが予想されます。

 

そうした場合、水分が抜けるところがありませんので、折角上から施工したアスファルト防水(砂付きルーフィング)が下からの水蒸気により膨れてくる原因となります。

 

その懸念事項を払拭できるのが、通気緩衝工法です。

 

通気緩衝工法を図解で説明下地コンクリート(躯体)から上がってくる空気や水分を脱気筒から逃がし防水層に影響を与えない工法です。

 

弊社工法ではビッグサンRX工法になります。

 

もちろんアスファルト防水にも通気緩衝工法に類似する工法もありますが、今回の場合では、食品工場の建物ということで、新築時ならいざ知らず食品を扱う工場が稼働しており一般の方が飲食を行う施設も敷地内にある環境で防水改修工事を行う必要がありました。

 

しかしアスファルト防水ではアスファルト溶融の臭いが発生してしまいます。最近では溶融釜を使ってアスファルトを溶かすことは殆どありませんが、砂付きルーフィングの接合部や端部には熱処理が必要な事からどうしてもアスファルト臭気が発生します。

 

その為極力臭気や騒音のない工法が求められ、完全水系材料のポリマーセメント系塗膜防水材・通気緩衝工法であるビッグサンRX工法が採用されました。

 

アスファルト防水をビッグサンRX工法で改修している

 

アスファルト防水改修の最善策


  1. 下地の傷んだ箇所を部分補修しその上から施工できる
  2. 通気緩衝工法なので、下地からの空気の突出に対応出来る
  3. オール水系材料のため、有機溶剤も使用せずアスファルト臭気も出ず施設稼働中でも問題がなく健康被害の危惧も皆無である
  4. 施工が比較的簡単である(工期短縮・工費削減が可能)
  5. 次の改修ではさらに手間(工程)が軽減されます

 

これらが大まかな採用ポイントです。

 

一纏めにいうと、既存防水の上から塗布することが可能でカバー工法の懸念(躯体からの空気の突出)を解消し、水系で安心安全な工法である。つまりトータルでいえばコストパフォーマンスに秀でた実用的かつ現実的な防水改修工法であるといえます。

 

アスファルト防水はこれまでの実績から全国に多数有ります。しかしそれらの防水の大半が改修をおこなうべき時期に来ていることは誰しもが判ってはいることです。しかし全面改修をおこなう場合では一旦既存防水を剥がし仮防水の施工を行ってから次の工程などと時間と手間が掛かりますし、剥がした既存防水の処理費用も掛かります。

 

それらのことで二の足を踏まれている施主さまも多い事と思います。

 

短期に安く安心してアスファルト防水改修がおこなえる、ポリマーセメント系塗膜防水材・通気緩衝工法ビッグサンRX工法を是非ともご採用下さい。

 

 

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