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今月の注目防水工法

ポリマーセメント系塗膜
防水材のデメリット

メリットだけではなく、デメリットも工法選定の検討課題に。

防水工法を選定する過程において、その防水工法のメリットを検討し、施工する建造物にとって一番良い物を選定するかと思いますが、良いところばかりではなくてデメリットも検討材料とする必要もあるかと思います。

 

低温時に養生時間が長い傾向がある

 

ポリマーセメント系塗膜防水材であるBIGSUNの最大のデメリットといえば、低温時や高湿度の環境下では養生に時間がかる傾向があるということでしょう。これは全く同条件で「有機溶剤」を使用しているウレタン防水と比較すると、差はあるかと思います。

 

ポリマーセメント系塗膜防水材の溶剤は「水」です。一方で揮発性の高い有機溶剤を使用するウレタン防水材の初期硬化時間は気温20度で24時間と極端に硬化が早いのではないのですが、化学反応で硬化させるので硬化促進剤などを添加することで硬化時間を調整することが出来ます。しかしそれは逆にウレタン防水のデメリットでもあります。

有機溶剤は様々な制約があり、物によっては特化物の制限も有ります。そもそも一定量をこえる有機溶剤を使用するには、資格を持った管理者も必要となりますので、目に見えない経費が掛かるわけですので、その分施工費に反映せざるを得ない事も考えられます。


近年特化物の規制により、有機溶剤を使用しないウレタン防水材も発売されてきていますが、歴史も浅いので理論上のスペックのみになり、様々な条件での施工において数年経過後にどうなっているかの実績が無い為に瑕疵が潜んでいる可能性もあります。

 

そして何より、これまでの有機溶剤系のウレタン防水材と比較して価格が高いという致命的なデメリットがあります。


光沢と性能は無関係

 

これは機能面とは関係ありませんが、エマルション系であるBIGSUNは仕上がりの光沢があまりありません。見た目の問題なのですが、ウレタン防水材はいわゆる「テカテカ」状態に仕上がります。ビッグサンを含むポリマーセメント系塗膜防水材は、その性質上つや出しには限度があります。先にも述べたように、溶剤が水だからです。くわしい理由は物理と化学のお話になるので割愛させて頂きますが、ウレタン防水材のような有機溶剤を使用しない限り実現はほぼ困難です。

 

しかしトップコートにおいて、過去に比較するよりは艶は出るようにはなってきております。とはいえ、まだまだウレタン防水材には遠いものです。

 

これは防水という機能面ではなく「見た目の問題」です。しかも施工時にはつやつやテカテカであるウレタン防水材も、概ね1年もすれば艶はなくなります。外に晒され雨水や紫外線の影響を受けてしまうからです。

 

紫外線の影響で塗膜(防水層)が無くなるウレタン防水材

 

紫外線の影響という見地からは、ウレタン防水材はその性質上いわゆるチョーキング現象が起こります。これは、防水材に含まれる成分が紫外線の影響を受けて劣化して粉化してしまいます。外壁塗装ではよく問題視というか、チョーキングが出る前に塗り替えましょうと周知されています。

 

つまりは防水塗膜が無くなっていくわけですので、本来の機能が維持できなくなるためです。これが壁面ならまだ被害も少ないのですが、雨水が溜まりやすい屋上防水では致命傷になります。つまり天井面からの漏水に繋がります。

 

屋上防水にも全く同じ事が言えるわけで、ウレタン防水材は風化していきます。その為の対策として、トップコート(保護層)を施工するわけです。そのトップコートもウレタン防水材と同系統のものですから、劣化していくので3〜5年で塗り替えが必要とされています。

 

新規の施工においては必ずトップコートは行われると思いますが、メンテナンスとしてトップコートの塗り直しが行われなかったらどうなるのでしょうか。

 

一つの目安として、ウレタン防水材で使われるトップコートはは年間で0.1mm程度風化すると言われています。なんだたった0.1mmかと思われるかも知れません。ところが塗布されている塗膜が数oでもあれば問題ないでしょう。しかし、実際に施工されるのは防水層全てを含めて2mm程度です。トップコートだけで1mmもありません。(施工要領に基づく数値にての厚み)

 

その為に3〜5年で塗り替えて下さいというものです。そして、トップが無くなると自ずと防水層も露出します。トップで保護されていたとはいえ有る程度は風化している防水層が露出してしまうと、劣化に拍車が掛かります。施工場所の諸条件にもよりますが、概ね年間0.2mm程度消えると言われています。

 

となると、5〜8年もそのままであれば、防水層そのものが無くなってしまいますので、浸水して漏水の危機が生じます。

 

コンクリートの水和反応を利用しているBIGSUNだから強く長持ち

 

一方、ビッグサンも同じ様にトップコートの施工を行って頂いております。当然ながら紫外線や風雨からの影響を最小限にとどめるためです。そして同じ様に防水層を維持できるように5年での塗り替えを推奨しております。

 

ここで大きく異なるのは、ポリマーセメント系塗膜防水材・ビッグサンはウレタン防水材とは違って、紫外線ではほとんど風化しません。それは、物理と化学のお話になってしまいますが、ビッグサンはコンクリートの水和反応を利用しているためで、年月が経てば経つほどより強固になっていく性質があります。

その為販売を開始してから40年近く経過するビッグサンですが、特殊な事情がなく一般的な施工において、風化したものはまずありません。

 

昨今のエコ話でスーパーの袋を辞める方向にありますが、これは風化しないからと言われていますが、石油精製品ですので風化します。そもそも石油は何億年も経った風化したものですので、必ず風化します。紙などに比較して時間がかかるからそう思われているだけで、セロハンテープなど1年もすればパリパリになるのと同じ事です。ウレタン防水材も石油精製品です。


ポリマーセメント系塗膜防水材のビッグサンは5年や10年では風化しませんが、それだけが防水層を維持できる要素ではないので、塗り替えをお願いしておりますが、ウレタンより劣っていると言う事はありません。

 

逆に、臭気・有機溶剤の性質・扱い、風化などデメリットの多いウレタン防水材に比較すれば、臭いも無く、施工後の廃材の処理も簡単。材料管理も手軽と、ビッグサンの方がすぐれているといえます。

 

冬用BIGSUNの登場で、デメリットを克服

 

最初に述べた、養生に時間が掛かる。とくに冬場は気温が低く乾燥しづらいのですが、冬用ビッグサンの登場によって解決しております。冬用ビッグサンの乾燥の速さを比較した動画でもお判りいただけると思います。

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 通常と冬用での乾燥時間の比較動画 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

 

デメリットもほぼ無く、機能面でもなんら他工法と遜色ない、ポリマーセメント系塗膜防水材ビッグサン。地球環境に優しく、現在の世情にあった防水材です。

 

冬用BIGSUNについては、こちらをご覧下さい。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

https://www.dainichikasei.co.jp/product/bigsun_w/

 

 

 

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